- 社外秘の資料を、クラウドの AI に貼れない
- ローカル LLM を試したいが、機材が分からない
- 40 万円前後のミニ PC、本当に元が取れる?
GMKtec EVO-X2 は、AMD Ryzen AI Max+ 395 を積んだミニ PC です。
最大の特徴は、メモリを最大 128GB まで積めること。大きな言語モデルを手元の 1 台で動かす前提の設計になっています。
結論から言うと、社外に出せないデータを扱っていて、クラウドの生成 AI を業務で使えない人におすすめできる機材です。
情報管理の稟議に止められずに、契約書や図面を手元の 1 台で要約・下書きできる。それがこの製品で手に入る状態です。
逆に、資料を外部サービスに出してよい人や、ローカルで動かす目的がはっきりしていない人には適していません。
公式仕様と公開レビューから整理しました。価格は確認日時点の公式ストア表示です。
- メーカー勤務の開発エンジニア
- 30代男性
- 副業:WEBメディアを複数運営
会議・出張・現場記録に追われる立場から、仕事で使う AI ガジェットの仕様と評判を仕事目線で整理しています。

おるもん
EVO-X2 をおすすめできる人
- 情報漏えいの心配なく生成 AI を使いたい人
- 社内規程を守りながらAI を使いこなす人でいたい人
- 要約や下書きの時間を減らして、自分の時間に回したい人
ネットワークから切り離した 1 台で完結させられます。公式は 128GB 構成で GPT-OSS 120B や Qwen3 235B の名前を挙げており、大きなモデルも動かせる設計です。
193 × 185.8 × 77 mm で、机上に収まります。
価値は速さではありません。
データを社外へ一切送らずに生成 AI を使えることにあります。
クラウドの AI は便利ですが、契約書や図面を貼るのは多くの会社で規程に触れます。手元の PC だけで完結すれば、その論点自体が消えます。
GMKtec EVO-X2 の概要
GMKtec EVO-X2 は、GMKtec 社のミニ PC です。日本語の公式ストア(jp.gmktec.com)があり、円建てで購入できます。
確認日時点の公式ストア価格は、64GB+1TB が税込 347,999円(通常価格 389,990円)、128GB+2TB が税込 599,999円です。
主な仕様は次の 4 点です。
- CPU:AMD Ryzen AI Max+ 395(16 コア/32 スレッド・最大 5.1GHz)
- NPU:XDNA 2 アーキテクチャで 50 TOPS。プロセッサ全体では最大 126 TOPS
- GPU:Radeon 8060S(40 コア・RDNA 3.5)を内蔵
- メモリ:LPDDR5X-8000 を基板直付け(64GB/128GB・増設不可)
仕組みで押さえておきたいのは、CPU・GPU・NPU が同じメモリを共有する設計だという点です。
一般論として、言語モデルは全体をメモリに載せられるかどうかで動作可否が決まります。GPU 専用メモリが 8GB や 16GB の PC で大きなモデルが動かないのは、これが理由です。
ただし、GPU 側に何 GB まで割り当てられるかは公式ページに記載がありません。ここは購入前に販売店へ確認したい点です。
EVO-X2 のスペック表
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| CPU | AMD Ryzen AI Max+ 395(16 コア/32 スレッド・最大 5.1GHz) |
| NPU | XDNA 2 アーキテクチャ・50 TOPS(全体で最大 126 TOPS) |
| GPU | Radeon 8060S(40 コア・RDNA 3.5) |
| メモリ | LPDDR5X 8000MHz・64GB または 128GB(基板直付け・増設不可) |
| GPU へ割り当て可能な容量 | 公式未記載 |
| ストレージ | PCIe 4.0 M.2 2280 SSD/M.2 スロット 2 基・合計最大 16TB |
| 映像出力 | HDMI 2.1/DisplayPort 1.4/USB4・最大 7680×4320 60Hz |
| 有線 LAN | 2.5G LAN(8125BG)× 1 |
| 無線 | Wi-Fi 7(RZ717/MT7925)/Bluetooth 5.4 |
| 電源 | DC 19.5V・11.8A(約 230.1W) |
| 冷却 | ヒートパイプ 3 本+ファン 2 基(動作音は公式未記載) |
| サイズ | 193 × 185.8 × 77 mm |
| 重量 | 公式未記載 |
| OS | Windows 11 Pro(Ubuntu 対応) |
| 技適・PSE | 日本語公式ページに認証書類あり |
| 保証・返品 | 1 年保証/7 日間返品 |
| 公式価格(税込) | 64GB+1TB 347,999円(通常 389,990円)/128GB+1TB 566,999円/128GB+2TB 599,999円 |
公式が挙げているローカル LLM の対応規模
| 構成 | 公式が挙げているモデル |
|---|---|
| 64GB+1TB | DeepSeek-R1 32B |
| 128GB+2TB | DeepSeek-R1 32B/70B、GPT-OSS 120B、Llama 4 109B、Qwen3 235B |
| 公式が示す速度 | 128GB 構成で Qwen3 235B が平均 11 tokens/s |
| 名前が挙がっているソフト | LM Studio(RTX 4090 比で 2.2 倍の AI 性能と記載) |
買ったあとにかかる費用
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 月額・サブスク | 本体側になし(PC 単体で完結) |
| メモリの増設 | 不可。同じ 1TB SSD 構成で 64GB と 128GB の差は 219,000円 |
| ストレージ追加 | M.2 スロットが 2 基あり、SSD を買い足せる(費用は別) |
| 電気代 | 電源は約 230.1W。実測の消費電力は公式未記載 |
| 保証の延長 | 公式未記載(標準は 1 年保証・7 日間返品) |
重いのはメモリを増設できない点です。容量の判断は購入時の一度きりで、「まず 64GB で様子を見る」が通用しません。
おすすめできる人・おすすめできない人
公式仕様と公開レビューを突き合わせて整理しました。根拠にした記事は記事末尾の参考リンクにまとめています。
おすすめできる人
- 社内規程でクラウド AI が使えない人
- 複数のモデルを試したい人
- オフィスの机に置きたい人
- 日本語の公式ストアで買いたい人
外部送信をしない前提で生成 AI を業務に入れられます。公式が 5 種類以上のモデル名を挙げており、公開レビューでも 15 種類を動かした記録があります。
外形 193mm 角・高さ 77mm でディスプレイ横に収まり、円建てで購入でき、技適・PSE の書類も公開されています。
おすすめできない人
- クラウド AI で困っていない人
- 応答の速さを最優先する人
- あとから増強したい人
- 静音性を最優先する人
- 手厚い保証を求める人
月数千円のサービスで済む用途に、数十万円を払う理由がありません。公式値でも 235B クラスは平均 11 tokens/s で、対話用途では待たされます。
メモリは基板直付けで増設できず、買い直しになります。動作音の dB 値は公式未記載で、公開レビューでは高負荷時のファン音への言及があります。保証は 1 年・返品 7 日間で、価格に対して短めです。
その前に:本当にローカル処理が必要ですか
購入前に一度、立ち止まって考えたいことがあります。
その業務は、本当にクラウドでは処理できないのかということです。
法人向けプランには、入力を学習に使わないと明記したサービスもあります。まず自社の規程と契約条件を確認してください。
逆に、要約や下書きが中心で機密を含まないなら、月額のサービスのほうが速く安く済みます。
他社製品との比較
Apple の Mac mini と、同じ Ryzen AI Max+ 395 を積む MS-S1 MAX を並べました。
確認日時点の Mac mini の現行ラインアップは M6 と M5 Pro で、M4 Pro は公式の購入ページにありません。ここでは M5 Pro と比べます。
人気のAIミニPC比較表
| GMKtec EVO-X2 | Mac mini (M5 Pro) | MINISFORUM MS-S1 MAX | |
|---|---|---|---|
| 総合評価 | ★★★★☆ | ★★★☆☆ | ★★★★☆ |
| ローカルLLM の規模 | 非常に合う | 合う | 非常に合う |
| 一般の オフィス業務 | 合う | 非常に合う | 合う |
| 特徴 | \迷ったらココ/ 128GB を最安級で 公式が動作モデルを明示 | 最大 155W と低消費電力 0.73kg と小型 macOS で完結 | PCIe スロットと 10GbE を 2 系統 |
| メモリ最大 | 128GB (増設不可) | 64GB (構成で選択) | 128GB (オンボード) |
| NPU 性能 | 50 TOPS (全体 126 TOPS) | 公式未記載 (16 コア Neural Engine) | 50 TOPS (全体 126 TOPS) |
| 拡張性 | M.2 × 2 2.5G LAN × 1 | 内部拡張の記載なし 2.5G LAN(10G可) | M.2 × 2+PCIe x16 10GbE × 2 |
| 公式価格 (税込) | 347,999円〜 | 299,800円〜 | 652,799円 |
| お得情報 | 通常 → 347,999円 | — | 通常 → 652,799円 |
| 公式サイト | 公式サイト | 公式サイト | 公式サイト |
| ECサイト | Amazon 楽天市場 | — | — |
用途別の選び分け
大きなモデルを安く動かしたいなら、GMKtec EVO-X2 です。128GB を積める 3 機種のなかで最も安く済みます。
日常の業務 PC を兼ねたいなら、Mac mini です。ただしメモリは最大 64GB で、100B を超えるモデルを載せる用途では容量が壁になります。
社内サーバーとして置くなら、MS-S1 MAX に分があります。10GbE が 2 系統と PCIe x16 スロットがあり、保証も 24 か月と長めです。
まとめ:EVO-X2は社外に出さない
- 社外に出せないデータをローカルで処理するミニ PC
- 128GB 構成で GPT-OSS 120B・Qwen3 235B を公式が明示
- 235B は平均 11 tokens/s(公式値)
- メモリは増設不可。64GB と 128GB の差は 219,000円
- 買う前にクラウドで代替できないか確認する
NPU は 50 TOPS・全体で 126 TOPS。メモリ容量は購入時に決め切る必要があり、送信自体が禁止の規程なら選ぶ意味があります。
要約や下書きに使っていた時間が戻れば、評価につながる仕事に回すことも、定時で帰ることもできます。社内規程を守ったままそれを選べるのが、この価格で手に入る実利です。
価格とセール条件は変わります。購入前に公式サイトでご確認ください。
- データを社外に送らずに AI を使える
- メモリ最大 128GB で大型モデルが動く
- 公式が動作モデル名を明示している
- NPU 50 TOPS・全体 126 TOPS
- 193mm 角で机上に置ける
- 日本語公式ストアで円建て購入できる
- 64GB 構成でも税込 347,999円
- メモリは増設不可で買い直しになる
- 235B クラスは平均 11 tokens/s
- GPU への割り当て容量が公式未記載
- 動作音の dB 値が公式未記載
- 保証 1 年・返品 7 日と短め
\データを外に出さない AI 活用へ。公式サイトで最新価格と構成を確認/
1 年保証・7 日間返品保証つき(公式サイト記載)
参考にした情報源
- GMKtec 日本公式 EVO-X2 製品ページ(仕様・価格の一次情報):jp.gmktec.com
音声を社外に出したくない場合は、iFLYTEK VOITER SR302 Pro はどんな人におすすめ?もあわせてご覧ください。

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